第4章 6月『緊張』
「!!!」
がしりと肩を掴む。
はあまりのことに驚き、
目を白黒させる。
「………っな、なんですか。
……痛いです。」
「分かった!俺も手伝う!!
だから一緒に克服しよう!!」
「…………は?」
が首を傾げる。
「だから、一緒に緊張するのを
克服するために頑張ろうって事!
俺、全力でのサポートするから。
ちょっとずつやってみようぜ!
!!」
「………何この流れ。
もしかして…変なスイッチ入っちゃった?」
は苦笑いして俺を見る。
だが、俺の感情の高ぶりはしばらく
抑えられなかった。