第4章 6月『緊張』
おまけっけ
「珍しいなぁー、小猿が断わるなんて。
銀チャン絶対来ると思ってたのにィ。」
「……もしや、恋?まさかな。
真田に限ってそれはねぇか。」
「………全く、廊下を走るなと
あれほど言っているのに…。」
「それだけ、真田先生が
一生懸命になる相手……か。
一体、誰なんだろうね。」
「そうですねぇ……。
南先生は、ご存知なんじゃないですか?
……ふふっ」
「え!?あ……私はその、」
「えぇ〜?なにそれどういう事〜?
銀チャン妬いちゃうなぁ〜。」
「え!?ちょ…近っーーー」
パンッ
「きゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「葛城先生?無闇に、先生に
近づかないように。」