第12章 膨らんだ気持ち
「くっ.....」
「あら、案外脆いのね、熾天使さん」
流石に3対1は部が悪過ぎたのか、男に押し倒されて四肢の動きを封じられてしまった。
全く、動けない。
「っ...」
動かそうともがけば、更なる強い力で押さえつけられる。
「ここからがお楽しみタイムよ。
さぁ、好きにやってしまいなさい」
「久々のイイ女だ、楽しめそうだ」
男達の表情に嬉々としたものが浮かぶ。
何を...する気?
目的が分からず、身動きも取れず、上にある男の顔を睨むことしか出来ない。
「そう睨むなよ、イイ女が台無しだ。
おいお前ら、手脚を持て。
まずは俺からだ」
残りの男2人が手、脚と押さえにかかる。
「やめ...て」
何をする気なのか、全く分からない。
怖い。
「良いな...その顔。
唆る...」
「ひっ...」
首筋を舐められ、背筋がゾクリとした。
気持ち悪い。
「大人しくしてれば、痛くはしねぇよ」
「いや、嫌だ...」
シャツのボタンを1つずつ、ゆっくり外していく。
徐々にスーと素肌が外気に晒される。
「じゃあ、イタダキマス」
「嫌っ、やだ、やめて!」
「煩ぇ、黙ってろ!」
ガンッ、も頬に衝撃が走る。
「あーあ、上玉だったのに勿体ねぇ。
でもお前が悪いんだからな、抵抗なんかするから」
男の手が下腹部に触れる。
「あ?
濡れてねぇ。
なんだ、不感症か?
あんだけしてやったのに。
欠落品だな、女として。
でもまぁ良いか、別にお前なんてどうなっても良いし」
ニタニタと歯を見せて笑う。