第10章 麦わら帽子と愉快な仲間達
「よし、ナツキも治ったことだし…宴だぁっ」
「ちょっとルフィ?
あんたじゃあるまいし、病み上がりで宴は…」
「任せろ。
料理は俺が最高に旨いものを作ってやる」
「酒だ酒!」
「あんた達まで…」
「賑やかですね」
まるでうちの船のような暖かさを感じる。
「これは最早煩いって言うのよ。
まぁ、ルフィは1度言い出したら聞かないから諦めるしかないんだけどね…」
と、苦笑いをするナミさん。
「ご飯を食べ終わったならお風呂に入って来たらどうかしら?
サッパリするわよ?」
ニコッと微笑むロビンさん。
ナミさんもロビンさんもよく気がつく人だ。
「ありがとうございます。
では…お風呂借りますね。
サンジさん、お粥美味しかったです。
ありがとうございました」
「レディーに喜んで貰えて…俺は幸せだっ!」
「お風呂場まで、あたしが案内するわ。
それとも一緒に入るかしら?」
「「ぜひご一緒させてくださいナミさん‼︎」」
「誰がするかぁ!」
サンジさんとブルックさんが目をハートにさせて頭を下げ、その後ナミさんの右足が飛ぶ。
「ふふ、仲良いんですね。
でも…一緒は恥ずかしいです…」
私は自分の身体に自信がある訳じゃない。
こんなにスタイル良い人の前で裸を晒せる訳がない。
「あら、そう?
ちょっと残念ね」
そう話している時もマルコは置いてけぼりだ。