第10章 麦わら帽子と愉快な仲間達
「おーい、目が覚めたって本当か⁉︎」
「こらルフィ、ノックをしろよ!」
「わりーわりー、チョッパー」
ゾロゾロと人が入って来る。
「俺はルフィ、海賊王になる男だ!
ニシシ、元気になって良かったぁ。
よろしくな!」
「あ、ナツキです。
今回は大変お世話になりました」
「気にすんな!」
「元気になられたようで良かった。
どうぞ、胃に優しい卵のお粥です」
「ありがとうございます…!」
ちょうど少しお腹が空いて来たところだった。
「いいえぇ!もうっ、そんなっ」
「はいはい、サンジくん。
もう良いから!
チョッパーもう身体は大丈夫なの?」
「あぁ。
もうバッチリだ!
でも念の為1日は絶対安静なんだ」
「そっか、良かったわ。
あたしはナミ、この船で航海士をしているの。
よろしくね?
んで…。
鼻の長いのがウソップ、狙撃手よ。
ガイコツがブルック、音楽家。
腹巻きしてるのがゾロ、剣士。
タバコを吸っているのがサンジくん、コック。
その隣がロビン、考古学者。
海パンの変態がフランキー、船大工。
あなたの目の前に居るのがチョッパー、船医で今回あなたの命を救ったのよ」
「よ、よよ、よろしくな?」
「ヨホホホホ」
「…」
「麗しきレディーに乾杯」
「うふふ、はじめまして」
「おいおい、変態だなんてそんな褒めるなよ!」
「えへへ〜、命を救ったなんてそんな〜」