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【ONE PIECE】歳上の人

第6章 悪魔の実


「熾天使、そろそろ行くから支度しろよぃ」


「あ、うん。

分かった」


「なんだ?

マルコ達どっか行くのか?」


朝食を食べ終え、部屋へ戻ろうとしていると尋ねられた。


「うん、そうなの。

これからの生活に必要なものを買いに行くのよ」


「へー、そうなのか」


「エース、良ければ帽子貸してくれない?

私の髪目立つから隠したくて」


「おう、良いぞ。

服も貸してやろうか?

マルコのじゃサイズ合わないだろ」


「どっちも似たようなものよ。

でもありがとう」


「おう!

ズボン貸してやるよ」


「ありがとう」






















「…で、なんでお前ェまで一緒に来るんだよぃ、エース」


「俺だって知らねーよ。

なんかサッチが一緒に行けっつーんだから」


「はぁ…あいつも余計なお世話だよぃ」


「まぁまぁ。

皆で見た方が楽しいじゃない」


「よりによって歳下に慰められるとはねぃ」


と、マルコの手が雑に頭を撫でた。


「良いじゃないの」


「それもそうだな!

で?

どこを見て回るんだ?」


「やれやれ…まぁ、エースに好き勝手動かせるよりは一緒に動いた方が騒ぎは起きねェな。

俺の心配事も減る訳だ」


「マルコってば心配性。

今日はね、服を見たいの。

いつまでも借りてる訳にはいかないでしょう?」


「確かにな」


「ところで2人は顔隠さないの?」


「顔?」


「なんでだよぃ」


「え、だって2人共有名じゃない。

バレて騒ぎになったらとか考えないの?いつも」


「別に。

今まで大した騒がれなかったしよ。

あ、でもよくこの背中のマークで目ェつけられる」


「だから隠しなさいって」
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