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【ONE PIECE】歳上の人

第13章 能力


「親父、ちょっと良いかよぃ?」


「あぁ、入れ」


親父に許可を貰い、部屋へ入る。


他のクルー達は隊長4人が同時に船長室へ入る異様な光景を目にし、首を傾げていた。


「マルコ、帰ったのか。

ナツキの調子はどうだ?」


「問題ねぇ。

病気は完治したよぃ」


「なら、どうしたんだ?

そのメンツで。

大事な話か?」


いつになく真剣な親父の顔。


やっぱり俺は、この人の息子で良かった。


「親父、実は...」


こいつらに言うべきかは正直迷った。


あまりナツキを傷つけたくなかったし。


でも、黙ってばかりじゃいられねぇ。


「.....ナツキが強姦された」


「「「!!」」」


「そいつァ聞き捨てならねェな。

誰にだ?」


親父の目に怒気が浮かぶ。


「顔や名前は知らねぇ。

たまたま降り立った島で俺は一瞬すれ違った程度だ。

また、守ってやれなかったよぃ」


悔しさに唇を噛む。


「マルコ、エース、サッチ、イゾウ。

お前ェら、うちの大事な娘を傷つけた奴をこのままにしておいて良いと思うのか?

俺は思わねェ。

お前ェらはどうだ」


「...今すぐ殺してやりてぇよぃ」


「ナツキを傷つけたなら許さねぇ」


「俺もマルコやエースに同意」


「あちきもだ」


「決まりだな」


ニヤリ、と親父が笑う。


「見つけ次第、俺に報告しろ」


「「「あぁ」」」
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