第2章 お邪魔します
「……!やっちゃった……」
帰ってから片付けようと思っていたのに、どうやら何もせず眠ってしまったらしい。
…まずい。これはまずい。
約束の時間は11時。まだあと3時間ある。
よし、やれる。
俺は大急ぎで部屋を片付ける。
大荒れってほどではないが、人を呼べるような環境ではない。
もし「こんな汚い家になんて住めない!」って言われたらどうしよう。
JKこわい…
もし「この家おじさんくさい!」とか言われたらどうしよう。
俺もう30過ぎたおじさんだしそう思われても仕方ないかもだけど……
ヤダ。そんなの絶っっ対にヤダ!
「JK怖すぎ……」
とにかく必死に部屋中にファ○リーズをしまくった。