第3章 ハーフボンゴレリング
「深追いは禁物だぞ」
「! リボーン」
それまで戦わずに遠巻きから見ていたリボーンがようやく姿を見せた。
「なんで今頃出てくるんだよ!!
どーして助けてくれなかったんだ!!?」
「オレは奴に攻撃しちゃいけねーことになってるからな」
「な……何でだよ」
「奴もボンゴレファミリーだからだ」
「えーーーー!!? 何だってーーーー!!?」
ドヤ顔のリボーンに一瞬固まるもすぐに驚きと同様を隠せず叫びだした。本当に単純だ。
「オレボンゴレの人に殺されかけたのー!?
ど……どーゆーことだよ!?」
「さーな」
ファンファンファン……
パトカーのサイレンの音が今更に鳴り響いた。
「ボス……サツだぜ」
「ああ」
ディーノの頼れる部下ロマーリオが警察の来訪を告げるとディーノは傷だらけのバジルを担いだ。
「ツナその話は後だ。廃業になった病院を手配した。行くぞ」
「ま、待ってください!! 獄寺君と山本が……!!」
「あいつらなら心配ねーぞ」
「!」