第4章 沢田家光
「オレだっておまえにそのリングはまだ早いと思うがそーも言ってらんない緊急事態になっちまったんだ」
「緊急事態……?」
「強大な地からが手に入るボンゴレ正当後継者の証であるそのリングをとんでもねー連中が狙いだしたんだからな」
「あっ、それってもしかしてきのうの……」
「ああ。昨日戦ったロン毛だぞ」
「!」
「あいつはS(スペルビ)・スクアーロといってボンゴレで最強とうたわれる独立暗殺部隊ヴァリアーのメンバーなんだ」
「ボンゴレ最強って……」
「ヴァリアーは忠誠心が高くあらゆるミッションをこなしてきたがあくまで闇の部隊だからな、表舞台にでてくることはなかったんだ。
だがある日をさかいに暴走し始めたんだ。あの男が出現した時から……」
―――――――イタリア
「チェックメイトですね」
「まさかむこうからハーフボンゴレリングをぶらさげてくるとは。手間がはぶけたんじゃね?」
「あとはスクアーロの帰りを待つだけ」
「やはり正当後継者はボス、あなたです」
「………………はぁ?」