第2章 少年の目的
「うおおお!!!」
ツナが放った渾身の一発の拳を暴鮫は受け止めた。
「!?」
「ゔお゛ぉい……よえぇぞ」
振り払うと同時に剣をツナに向けて振りかざした。
ツナも「ぎっ」と悲鳴をあげながら後ろに滑っていった。
「死ぬ気弾じゃ歯が立たねーのか」
(本当は小言弾でハイパーな死ぬ気モードにしてえとこだが……あれを使うとツナは2週間筋肉痛で動けなくなるからな)
リボーンは黒曜との戦いの際、小言弾でハイパー死ぬ気モードになって見事に六道骸を撃破したわけだがその後は一切動けなくなっていたことを思い出す。
……相手はやはり手強いようだ。
ガキキキッ
「どりゃあ!!」
ドガッ
「ぐっ!」
ガキンッ
「ぎゃ!」
ドォン キキンッ
激しい攻防の末、ついにそのときは来てしまった。
「はっ」
ツナの額からオレンジの炎が消えた。……死ぬ気モード終了のお知らせだ。