第2章 少年の目的
「その方に手をあげてみろ。ただじゃおかねぇぞ」
「ま、そんなとこだ。相手になるぜ」
「獄寺君!! 山本!!」
ツナは青ざめていたがパッと安堵の表情を浮かべた。全く情けないボスである。
「持って来てねーのになぜかオレのバットがたてかけてあったんだよな」
(あいつの仕業だーっ!!!)
山本の武器である山本のバットを立てかけた犯人は恐らくリボ―――――コホン、失礼しました。
「てめーらもカンケーあんのか。
ゔお゛ぉい、よくわかんねーが一つだけ確かなことを教えてやんぜ。
オレにたてつくと死ぬぞぉ」
「その言葉そのまま返すぜ」
「ありゃ剣だろ? オレからいくぜ」
山本のバットは普段は野球のバットの形状をした望遠鏡だがヘッドスピード300kmを越したとき日本刀に変わる武器だ。
殺る気満々の二人だったが少年が釘を指す。
「やめてください! おぬしらのかなう相手ではありません!!」
「ん?」
「!」
「そんな……」
(やっぱりやばいよ~~っ!
そーいやリボーンはどこ行ったんだよ!!)