第1章 嵐の予感
「すいません! 本当ごめんなさい!!」
(あ~~っ、京子ちゃんの前でかっこわるいーーーーっ)
「もーこんなことすんなよラン……!」
「目ん玉魚雷発射ーーーー!!」
「もーランボ様許してください!!」
ランボを叱りつけようとしたところ目にブラジャーをつけてまたまたふざけるランボがいた。もうツナの手に負えない。
「ランボさんのどかわいた!」
「わかったわかった。すぐ行くね……」
「すぐそこだからな」
うるさいランボをなだめるためにジュースを買い、椅子に座らせ当の本人は疲れ果てていた。
(はーあ……結局ランボの世話で京子ちゃんどころじゃ全然ないし……)
「おつかれさま」
「!?」
「ランボ君すごく楽しそうだね」
「京子ちゃん!? あ……ありがとう!」
(オレのために戻ってきてくれたの~~?)
まさかの京子がツナのためにお茶を差し入れてくれたのだ。ツナはめちゃくちゃ喜ぶが視線の先でイーピンが京子に感謝の言葉を述べていた。どうやらイーピンに頼まれただけだったらしい。