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COLORS【気象系BL】

第2章 八百万の神〈O×N〉


~N.




智さんと似たような着物を着た、ひたすら謝るその人
「えと、俺なら大丈夫ですよ、?だから顔あげて」
「ほんとごめん、これさえ無かったら…、」
何て、手首に巻き付くようについている鎖をぎゅっと握る
「和、オレのお世話係の、翔くん」
「えと、飛翔の翔、です」
「じゃあ翔さんでいい?俺は、知っての通り和也です」
手を俺から差し出せば、遠慮気味にきゅっと握って
くれる翔さん
「オレの時握手しなかったのに〜、」
横の智さんがぶすくれる様につぶやく
「それはまだ慣れてないからですよ、」
「じゃあはい、握手」
差し出された手を握ると、ぐいと引っ張られ
智さんに抱きしめられる形になった

「あの、俺も居るんだけど…、」
「翔くんさぁ、しばらくこっち居な」
俺を抱きしめた形のまま、話をすすめる智さん
「え?…でも、迷惑じゃ、」
「んな訳ねぇよ、ほら彼岸に居ても父親に狙われる
んだろ、?ならこっちに居なよ」
「……、うん…、」
「智さん、獣くさい、」
「は!?そんな事、!」
嘘ですよ。何て笑えば智さんは、安堵の息をもらす
緩やかな空気が流れた時、
「にのちゃーん!」
何て、元気のいい声が聞こえ、俺は焦った
「相葉さん!?、何でここに!?」
「えっと、お婆ちゃんが呼んでるんだけど…、
えっと、その…人?達は、?」

「何、和の友達?」
「智くん、敵意しまって、」
「俺の幼馴染みの相葉さん、…で、こっちは、何て
言えばいいのかな、」
すると相葉さんが
「お狐さま?お婆ちゃんが言ってた」
目をキラキラさせながらそう言った
「そう、それそれ、…智さんと、翔さんです」
そう言えば、智さんの空気を察したのか、相葉さんは
「じゃあ翔ちゃんって呼んでいい!?」
「えっ、!?あ…、大丈夫、」
「お前とは大違いのキャラだな、和」
「だから上手くいってるんですよ」
智さんに抱きしめられたまま、翔さんに笑顔で
話しかける相葉さんを見た。





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