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COLORS【気象系BL】

第1章 真逆〈O×S〉


~O.





「で、どうするんですか」
腕を組んで全く話さない俺に問いかけるニノ
「どうもこうも、危害加えない様にするしかないだろ」
病院帰りに見た名前に、ひどい危険な感じがした
言っちゃあただの勘だけど、侮ったら危ないから
「ニノの部下、数人つけれる?」
「俺の?3人ならいいですよ」
「ん、3人で十分」
ニノと二人しか居ない空間に、ひとつため息が
おとされる
「全く、いつになく真剣ですね」
「名前が名前だからな」
俺をつけてた奴らの大元の名前に胸騒ぎがして
調べてもらった所
「上の代が争ったって、しゃれにならねぇ、」

「まぁ少なからず、恨みは募ってますよね」
「その矛先が俺ならまだいいんだよ」
「お気に入りの人の方にいったらやばいですね」
「オレ怒るよ」
詳細が載った紙をひらひらさせながら言う
それに対してニノは
「一般人が突っ込んじゃいけない領域ですからね
くれぐれも気をつけてくださいよ」
何て言って、部屋をでようとする
「あとで3人の名前教えろよ」
「勿論勿論、詳細は明日渡します」
パタリと閉められたドアを見ながら
携帯を手にし、名刺に記載された番号に
かけてみる

『はい…、もしもし?』
様子を伺う様にでたしょーくんに、
「しょーくん、オレ…大野だよ」
『ぁ…、大野さん、どうしたんですか?』
「いんや、何となく…最近どう?」
『最近…?いや、何もないですけど、』
不思議そうに言うしょーくんの声に嘘はなく、
安堵する
「ならいいや、何かあったら、オレに言ってね」
念をおして、言えば
『??わかりました、ぁ…仕事あるんで、いいですか?』
「んぁ、ごめんね忙しいのに」
そう言って電話をきる。
今はまだ動いてないか、さすがにすぐは、
動かないか…、

一人電話を握りしめたまま、また紙をみる
「たのむから、手ぇだすなよ」
やはり見えない相手を睨む





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