第11章 ダーリン私に
「…まあ、こんなにエロいってのは予想外だったけどな!ははは!」
さもおかしそうに笑う秋也に少しムッときて顔を上げた。
秋也はニコニコと無邪気な顔をしている。
なんだってそんなに、嬉しそうに笑うのかなあ。
有は顔をしかめた。
そんな顔されるとやっぱり意地悪言いたくなっちゃう。
そう思った。
有は秋也の胸の突起を人差し指でさすり
「エロい彼女、好きでしょう?」
上目遣いでニィと笑った。
秋也の胸がトクンと上下した。
まったく、目の前にいる女性が、小悪魔にしか見えない。
「…ヤバい」
目を大きく見開いた秋也は有の腰に手を回した。
「ん?秋也くん?」
有の脚に熱いものが触れる。
「もう1回、しよう」
「えっ、ちょ。わあっ!待ってちゃんとゴムしてゴム!」
結局その後、朝まで続いたとか、続かなかったとか。