• テキストサイズ

ダーリン私に触れないで

第6章 心と身体に



 ひとしきり笑ったあとで、有は秋也の服を洗濯機にかけた。
 機械の音がゴゥンゴウンと響く。
 2人はお茶をすすりながら、取りとめもなく話し続けていた。


「結局、講義サボっちゃったね」
「ん?ああ…そうだな。まあ1日くらい、いいだろ」
「適当だなあ。そろそろ試験範囲だって発表されるのに」
「出たかったか?講義」

 秋也が有をジッと見た。
 有はン〜っと背伸びをして、テーブルにごろりと上体をあずけると、

「まあ、いいよ。1日くらい」

そう言ってイタズラっぽく笑った。
 秋也は目を細め、有の頭を撫でる。

 どちらからともなく、キスをした。

 唇を触れ合わせるだけのキスは、やがて深みを増していく。
 秋也が舌を入れると、有がチュウとそれに吸い付く。追いかけっこをするように、2人は舌を遊ばせた。

/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp