第3章 裁縫箱
ベッドにバスタオルを敷き、バイブにコンドームをかぶせ、服を脱ぐ。
手にたっぷりとローションを取ると、有は自分の胸をむにむにと揉んだ。温かいローションが心地よい。
「ふぅ…」
熱い吐息が漏れる。胸の突起をつまむと、キュウと固くなる。
クルクルと指先で愛撫する。身体がヒクヒク震え出す。
「んっ、う…」
指先を動かすたびに、下半身が濡れてくる。
もどかしさで、腰が勝手によじれる。
再びローションをとり、秘部にかける。液の垂れたところがカァッと熱くなって、それだけで気持ちがいい。
クリトリスをツツと撫でる。痺れるような感覚。
「ん…ん」
触れるか触れないかのソフトタッチを繰り返す。
軽く触っているだけなのに、ジンジンと熱い。
ツンツンと弾いたり、スルスルと擦ったり、弄ぶ。
「ふ、はあ…」
充血して膨らみきったクリトリス。
はやく、もっと、気持ちよくしたい。
有はソッと爪を立てて、膨らみの先端を薄く引っ掻いた。
「んっ…………!」
つんざくような刺激に襲われた。
腰は震えつま先がピンと伸びる。
「っ……はぁ、っハァ…んっ…」
軽イキした身体をベッドに沈め、呼吸を整える。
体内はなおも熱いまま、更なる刺激を求めている。
有は手を伸ばし、横に置いていたバイブを取った。
バイブにもローションを塗りたくり、秘部に当てる。
弄ぶように、くるくると動かす。
くすぐったくて気持ちいい。