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猫の世界~ラーシェノーザ~

第16章 氷の恐怖


リム「あ…三人が、何か見つけたようです!」

千里眼持ちのリムが、吹き荒れる猛吹雪の中、大声で叫んだ。

マナ「何かって、なに~?」

マナが問う。
リムは、顔についた雪を払いのけながら答える。

リム「術をかけた者が、自らの術を簡単に破られてしまわないようにする『バリア』です。解くためには、術者と気の力で対抗しなければなりません」

その時、上に行っていた三人が落ちるように戻ってきた。

オレオ「思った通りだ。めちゃくちゃ強力な『バリア』がはられてるぜ」

アイ「範囲もぉ、1km以上はありましたぁ」

ソラも黙ってはいるが、その表情で事の深刻さが伝わってきた。

すると、アヤとナコがすっと前に出る。


アヤ&ナコ「もう一度やります」


そう言い、気を溜める。
さっきの雪玉の4倍、いや6倍はありそうな雪玉を作ると、二人は一斉に上へと投げた。


「「行けーーー!!」」


皆の声があたりにこだまする。
次の瞬間、目を開けていられないほどの光が輝いた。





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