第17章 氷の試練
アオバ「マナさんも、早く『気』を上手く使えるようになりたいでしょう?」
アオバの問いに、マナはこくりと頷く。
マナ「せめて羽を玉無しで浮かせたいよ~」
「「(いやレベル低っ!!)」」
と全員が思った。
案の定、オレオが何か言おうと口を開いたが、横に立っているアイとソラによって阻止された。
アヤカ「でもよー」
先程リムに発言を無視されたアヤカが、少々ふてくされた顔で言う。
アヤカ「マナちゃんはともかく、『気』をちゃんと扱える奴等はどーすんだよ」
リム「その点は解決済みです」
自信満々にリムは答える。
リム「ある程度のレベルに達したら、そのレベルに応じたメニューを用意します。『気』が扱えないのにいきなり実戦、というのは無いのでご安心を」
そういうことなら、と全員リムの説明に納得したように頷く。
それを見てアヤはにっこりと笑った。
アヤ「それでは、行きましょうか」
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