第16章 氷の恐怖
アヤカ「さっ、さぶいっ!!」
目覚めたアヤカが叫ぶ。皆も体を縮めている。
サクラは親友のアイの大きな番傘に入れてもらって雪から逃れている。
オレオは、自分の周りに炎の壁を作って寒さをしのいでいる。
ホタルとヨルは、黒いマントのフードを深くかぶり直しているせいか、寒がってはいなかった。
その他の猫は皆で集まってブルブルしている。
ただ、アヤとナコだけは平然としている。
アヤ「やはり、雪は良いですね」
ナコ「そうですの!久し振りにリラックスできますの♪」
二人は、すでに降り積もり始めている雪の上を歩き
アヤ&ナコ「「さあ!行きましょう!!」」
と、皆に言った。
その時の二人の笑顔は、アヤカ達には鬼の様に見えた。