第16章 氷の恐怖
オレオだけでなく、ナコとアヤ以外の全員が
「「さっ、寒い~!!」」
と急降下し始めた。
アヤカ「うおわぁああぁ!!(汗」
あまりの恐怖に、高所恐怖症のアヤカは失神してしまった。
しかし、アヤカが気絶した瞬間、アヤカから大量の気が発せられる。それによって生じたつむじ風が全員をふんわりと包み込み、ゆっくりと地面に降ろした。
「「ふぅ……」」
皆は安堵の表情を浮かべた。
そんな中、マコはしげしげと気絶しているアヤカを眺めた。
マコ「(どうして……)」
そう考えているのもつかの間、頭の上に冷たいものが乗った感じがして、空を見る。
すると、いつの間にか雲が真上にあり、空全体を覆っている。
そして、空から落ちてきたのは……
マナ「これ……雪~?」
雪はだんだんと勢いを増し、ついには吹雪になった。