第16章 氷の恐怖
アヤカ「あのさ、二人は良いけど、あたし達死にそうなくらい寒いんだけど……」
すると、アヤとナコは驚いて顔を見合わせ
アヤ&ナコ「どういうことですか?」
と聞き返した。
アヤカ「どういうことって……そういうことだよ…」
アヤ&ナコ「そういうことって、どういうことですか?」
アヤカ「ああいうことだよ」
アヤ&ナコ「ああいうことって、どういうことですか?」
アヤカ「それは、そ──」
ここまで来てついに、マコとホタルの堪忍袋の緒が切れた。
マコ「しつこーーい!!!」
アヤカは、マコとホタルの強烈なアッパーカットをくらい、10m上空まで1秒で飛んでいった。
アヤカ「うごおぉ~~~~!!」
すると、バンッと何かにぶち当たるような音がした後、再び気絶したアヤカが上空から落ちてきた。
落ちてきた場所は、マナの頭の上だ。
ゴチッという嫌な音と、マナが発したであろう苦痛の叫びが響いた。