第16章 氷の恐怖
アイ以外の全員が翼を出し、羽ばたき空へ浮かんだ。
アヤカ「……すっげぇな……」
アオバやサクラの神々しい程に輝く翼、ナコの銀色に輝く翼、オレオの金色に照らし出される翼、ヨルやホタルの漆黒の翼……
アヤカ達は、感嘆の溜め息をついた。
唯一、ノーマルでダサいただの白い翼のリムは、1人だけ皆に注目されていないと分かるや、卑屈モードに入ってしまった。
リム「どうせ僕なんか………」
すると、ソラは黙ってリムの側に来ると、肩にポンッと置いた。
ソラ「………」
目が、大丈夫?と聞いていた。
リムは首を降ってにっこり笑い、
リム「大丈夫ですよ」と答えた。