第3章 王様からの依頼
ーここから、アヤカ目線で書きますー
ハゲオとあたしは、王様が住むお城の門の前に立っていた。
「でか………」そう呟いてしまうほどデカイ。あたしの家の何十倍もあるだろう。てか、あの廃居を家と言えるのかわからないが………。
門の前では、ハゲオと門番がもめている。あたしの身だしなみが問題か、それともハゲオみたいな下っ端が王様に面会するなどもっての他なのか………
小一時間程して、やっと門の中に入る許可が出た。通る際、門番が睨んできたので睨み返してやった。
すると、門番は何に怯えたのか体を小さくしてしまった。
ハゲオ「何してるんですか?!早く行きますよ!!」
と、ハゲオに言われたのはムカついたが、門番の件があったので
(はっ……良い気味)と上機嫌でハゲオの後を着いていった。