第2章 朝
優越感に浸っているのにも飽き、ふっとアヤカが後ろを向くと…………居た……………ハゲオが。
ハゲオ「ゼェー………ゼェー………」
アヤカ「何してんのお前。」
きょとん、とした顔でハゲオに聞くアヤカ。というか、投げ飛ばされたのにどうやって戻って来たのだろうか。
ハゲオ「あ………言い忘れていましたが……王様が、ご褒美に………」
アヤカ「ごっ、ご褒美にっ?!」
アヤカの目が光った。
ハゲオ「ご褒美に、ラーメンとアンパン……………」
アヤカ「よし、行くぞ~!!」
一瞬で心変わりした。
(安いな…………)とハゲオは思ったが、口に出すのは止めておいた。
アヤカ「おら!早く来ねーと置いてくぞ!!」
ハゲオ「はいはい…………」