第14章 班決め(強制?)と次の場所へ
ふと、マナが言った。
マナ「あのさ~、この事あの町長さん~……八猫さん…だっけ~?は知ってるのかな~?」
アヤカ「どーだかな。あんなんだし、とても知ってるようには思えねぇけど……」
アヤ「いえ、その事については気付いていると思いますよ」
アヤが、間髪入れずに反論する。
マコ「なんで?」
アヤ「先程ササミさんが話した時、八猫町長は『うっせーな、ちょっと黙っとけ』と言いましたよね?おそらく、急に大声を出したりすると咳が酷くなるので、それを避けたかったんでしょう。証拠に心の声が聞こえました。『ムリするな。お前が居なくなったらアイツはどーなる?アイツの為にも生きる事は絶対に忘れちゃならねぇ』……と」
一瞬、シー…ンと静まり返った。が、
アヤカ「だったら決まりだな!さっさとササミんとこ行って薬飲ませようぜ!」
アヤカの言葉で、皆がまとまった。
マコ「こういう時だけは、しっかりするんだよね。アヤカちゃんは…」
マナ「そだね~。でも、それがアヤカちゃんの良さだと思うよ~」
マコ「……うん。そだね」
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