第14章 班決め(強制?)と次の場所へ
アヤ「──という事なんです」
アヤカ「へぇ、あのササミって奴が病気だと」
マナ「へ~、そうだったんだね~」
やっと理解した二人にほっとし、アヤはマコに向き直った。
アヤ「それで、ササミさんはどういう病気なんですか?」
アヤが問うと
マコ「おそらく……結核。それも末期だから…もう、長くないと思う…」
と返してきた。
あまりにも突然で残酷な話に、アヤはやるせない思いで一杯になった。
アヤカもマナも、さすがに事の重大さに気付いたのか、厳しい顔になっている。
アヤ「本当に、その薬で大丈夫なんですか?」
マコ「うちが知ってる知識と効くであろう材料は、全部使ったよ。あとは……ササミさん次第」
それを聞いたアヤカ達は、なんとかして助けたいと思った。