第14章 班決め(強制?)と次の場所へ
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ササミと別れ家に着くと、各班の分担が決められ、それぞれ自分の仕事を取り組み始めた。
調理班も、先程できた謎のゲテモノを片付けている。
しかし、アヤはさっきの事が気になって仕方がない。
そこで、同じ班のしっかりもの、サクラに話した。
サクラは静かに聞いていたが、やがて一つ頷くと
サクラ「マコさんに、相談してみましょう。アヤさん」
アヤ「?マコさんに?何故……?」
サクラ「とりあえず、行きましょう」
そう言って、サクラとアヤはマコの所へ急いだ。
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科学班は、班の中で一番重要なため人数は一番多く、半数以上をしめている。
そんな大きな班をまとめるマコは、科学班の中でも医療系の部類に属している。
サクラとアヤは厨房を出て、『集いの間』の東側の部屋に入る。そして、棚に隠された隠し階段を通り、蜘蛛の巣だらけの使われていない部屋の隅にある、木箱の上に立つ。
すると、木箱はがエレベーターの様に地下へ移動した。地下の廊下にある無数の部屋の中から、横開きの和風な扉を選び、開いた。
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