第14章 班決め(強制?)と次の場所へ
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ちょうどその時、家の扉が開いた。
?「こんにちは~……」
と控えめに入ってきたのは、クリーム色の毛並みの村の猫だった。
入り口を入ってすぐの広い空間は『集いの間』という、簡単に言えばリビングの様な場所で、そこでは地図地形、作戦班がいた。
村の猫は、その場の雰囲気に少々ビビりながらも、自己紹介をした。
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ササミ「どーも…。私、ササミといいます…」
集いの間には、今全員集まっている。その中で村の猫は自己紹介をしたのだ。
13人にまじまじと見られながらの自己紹介は、さぞ辛かっただろう……。
村の猫が「ササミ」と言った瞬間、アヤカがぷっと吹き出したので、隣に居たマコがアヤカの手を得意の怪力で、ゴリリッと握った。
アヤカは、「ギャンッ」と悲鳴をあげる。
マコ「……で、何の用ですか?(ニッコリ)」
と、マコが少し狂気を帯びた笑みで聞くと、村の猫……ササミはビビりながらも話し始めた。