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猫の世界~ラーシェノーザ~

第14章 班決め(強制?)と次の場所へ


──

裁縫班のマナは、作業をしながら思った。

マナ「(……ホタルが居るだけで、こんなに場の空気が固まるなんて………思ってなかったよ~……(半泣き)」


ちくちくちくちく……ちくちくちく

と、針の音しか聞こえない。
いつもは能天気なマナでも、さすがに話し出せない。
因みに、マナは戦闘服を作っている。
他の二人も、戦闘服を作っている。
マナの目の前にはホタルが居るのだが、何も無いかのように黙々と仕事を進めている。

ふと、静寂に堪えかねたリムが口を開く。

リム「いや~、僕はあまりこういう仕事をした事が無いのですが、案外楽しいものですね!ホタルさん」


マナは、リム勇気あるな~、と感心する。
しかしそれを聞いても、ホタルは相変わらずの無表情……。
一層気まずさが増しただけだった。


マナ「(……もヤダ~……静かすぎるよ~……(泣))」


心の中で泣くマナであった……。







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