第13章 軽い修行
すると、アオバが意外だ、という顔をしながらアヤカ、アヤ、マコの三人に問う。
アオバ「おや?皆さんは持っていないのですか?」
三人「まさか」
と言うと、三人は自分の玉を持ち出した。すると、アヤカの澄んだ空色の玉は薙刀に、アヤの夕焼け色の玉は弓矢に、マコの琥珀色の玉は双剣に変化した。
アオバ「なんだ、持ってるんじゃないですか」
アオバが言うと、マコが双剣を玉に戻して
マコ「でも、マナちゃんのみたいに玉自体に力があるわけじゃ無いと思うんだけど……」
アオバ「クスクス……本当に、そうでしょうか…?」
アオバが、悪戯っぽく笑った。
アオバ「本人に分かっていないことが、この玉には沢山ある筈ですよ」
三人は、そうなのか、と思いながらもまだ信じられない様子だった。
アオバ「まぁ、その内わかりますよ。さぁ、今日はここまでにしましょう。マナさん、お疲れ様でした。リムも、ホタルさんも、休みましょう」
マナ「は~い」
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