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猫の世界~ラーシェノーザ~

第13章 軽い修行




アオバ、リム、ホタルがまだあまり「気」を使えないマナの為に、教官としてマナに教えているのだった。

ホタル「……我が主は、どうやら石を大きくすることさえも出来ない様なので、羽根を浮かせてみましょう……」

そう、何気なく毒舌を混ぜて言うのは、ホタルだ。
美しい漆黒の毛並みに、神秘的な黄色の瞳、憂いを帯びた眼差し、胸にはマナと色違いの金の丸い鈴。
この美女は、美しいだけではなく強さを持っている。
しかし、今の彼女は主であるマナを凄い形相で睨んでいる。
睨まれているマナは

マナ「…ニャー……」

と言いながら、縮こまっている。
まるで、斑の団子の様。

マコ「(つーか、羽根を浮かすって……うちが3歳の時にやってたことなんだけど……)」

マコは呆れる。

アオバ「始めますよ、マナさん」

と言いながらアオバは、自分の翼から一枚の羽根を取ると、地面に置いて言った。

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