第12章 森の中
すると、いきなりアヤカが立ち上がる。
アヤカ「ふん!そんなの、あたしだって出来るし!」
と言って川に飛び込んだ。
が、結果は分かりきっていた事だが、結局
アヤカ「あーーーー…………」
と言って、川の下流に向かって、凄い勢いで流されていく。
マコ「ど、どうしよう」
アヤ「………いっその事、先に進んでしまうというのは?」
マナ「あ、それ良いかも~(笑)」
マコ「二人とも、何怖いこと言ってんの?!」
三人が相談していると、アイが波をたてて、アヤカに追い付き岸に放り投げた。魚と一緒に。
アイ「お届け物ですぅ」
マコ「アイ!ありがとう」
アヤ「まぁ、またアヤカさんはお荷物ですね」
マナ「本当に置いてこうか~?」
マコ「………そうだね」
そんな企てをしていると、アヤカが気が付く。
アヤカ「あれ?あたしは……」
三人「(……ちっ)」
三人は、聞こえない様に舌打ちをし、アヤカの元へ駆け寄る。
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