第6章 出発&身の上話
笑い終わると、歩きながら皆は身の上話を始めた。
まず、最初に話始めたのはアヤさんだ。
アヤ「私は幼い頃から、勉学や武道をしていました。父上が直々に教えてくださったのです。父上はとても厳しくて、少しでも失敗すると、クナイが飛んでくるんですよ(笑)」
そう言った瞬間、皆の毛が逆立った。
それに気付かず話を続けるアヤさん。
アヤ「その度に氷付けにされていたのですが、その成果もあってか、今では国の誰にも負けなくなりました。」
ここまで言うと、アヤさんはニッコリ笑い、
アヤ「皆さんはどうでしたか?」
と聞いた。
そうすると、マコちゃんが話し始めた。
マコ「うちは、アヤさんみたいに、劇的では無いけど………師匠に二刀流を教えてもらってたんだ。師匠は無口な人でね、口で言わずに、全部うちに直に打ち込んで覚える……みたいな感じだったなぁ。」