第16章 氷の恐怖
マナ「あ、皆来てたの~?」
見ると、マナがほわわ~んとした顔で立っていた。
こちらも付き人が居るのかと思いきや、マナの後ろには誰もいない。
サクラ「あの、マナさん。お二人は?」
二人、とはホタルとヨルの事だ。
マナ「あ~、二人はね~ちょっと頼み事してるから、後から来ると思うよ~」
ヒト任せな野郎だな。とオレオがふてくされた顔で言ったのだが、マナは聞こえていないのか、マコと世間話で盛り上がっていた。
マナ「それにしても広いよね~この家」
マコ「ほんとだよねぇ」
アヤカ「今までの『広い』っつー概念を全部覆すくらい広いよな」
マナ「え~?アヤカちゃんの広いは、あれでしょ~?三畳くらいの事でしょ~?(笑)」
マコ「あはははっ!そ、そうなの?アヤカちゃん(笑)」
アヤカ「んな訳ねーだろが!!」
そして周りも、世間話で盛り上がりだした。