第16章 氷の恐怖
不意に、ガチャリと扉が音を立てて開いた。
マコ「あれ、来てたんだ。早いね」
扉を開けてこちらを見ているのは、マコ。
その後ろには、マコの心猫である、訳アリ三兄弟、ソラ、アイ、オレオがまるで付き人のように立っていた。
オレオとアヤカの目が合った瞬間、バチバチッと二人の間に、火花が散ったように見えたのだけど。
マコ「って、アヤカちゃん!もう食べてるの!?」
マコの一言で、全員の視線がアヤカに向けられる。
見ると、なるほど。
アヤカは待ちきれなかったのか、モッチャモッチャと食べ始めている。
すでに、皿は5皿も無くなっていた。
マコ「……相変わらずの食欲だね」
マコは苦笑い。
と、再び扉が開いた。