第16章 氷の恐怖
ルミナス「いや、いやいやいや、ここここ……こここ、こんな猫が、サクラ様や、アオバ様の主な訳が……!そ、そそそそ、そうだ、この鈴は何かの間違いだ!!」
と言うと、ルミナスは急いでアヤカの鈴のついた黄色いリボンを取って、代わりにマナの楕円形の鈴がついた、ワインレッドのリボンをつけた。
ルミナス「…はい、これが正しいんです!そうですよ。まさかこのような娘が、アオバ様やサクラ様の主であるわけが……」
しかし、交換した鈴は、どうにも二人にしっくりこないのである。
それもそのはず。
鈴は、持ち主の魂を表すものなのだ。
しかし、それでも現実を認めたくないらしく、ルミナスは
ルミナス「はい、この鈴欲しい猫ー!」
などとやっている。
すると、マナ以外の全員が「はーい!」と手を上げた。
マナ「え~、なにそれ~、じゃあ~…あたしも、は~い!」
全「どうぞどうぞ」
どこかの芸人のようなことをやっている。
ひとしきりマヌケな事をやり終える頃には、心猫達は久しぶりに元の球体に戻っていた。
アヤとマナとマコは、アヤカのことをくすぐったり、顔をいじったりしながら、話をしていた。
アヤ「本当に、アヤカさんって謎ですよね」
マナ「ね~。アヤカちゃんが良く言ってる、先生って~、どんな猫なんだろ~ね~?」
マコは、その問には何も答えず、ただアヤカの頬っぺたをプニプニと触るだけだった。