第14章 黒の軍と赤の軍
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会議前日の朝。
「…赤の軍の幹部にも、伝えておきたい?」
自分の言葉を繰り返したレイに有栖は強く頷いて続ける。
「うん、そうなんだ。
魔法学者達に知られないためにも、入れ替わったことはあまり言わない方が良いと思ってたんだけど、今は状況が違う。
あの日から、奴らからの接触はないとはいえ、奴らは赤の軍よりも僕に詳しいだろう?
いつ来るかも分からない状況で、赤の軍は何も知らないんだ。
…これって、とても大変なことじゃないか?」
実は、魔法を弾けないことについて知っているのは有栖、ブラン、オリヴァーの3人のみであった。
有栖がそのことについて話していた当時、フェンリルはブランの家の庭で改造銃の試し撃ちをしていたため、話は聞いていないらしい。
そして、確証がない中で情報が流れることによる混乱を防ぐため、事情が分かるまでは、と有栖はブランに口止めをされていた。
つまり、黒の軍の幹部達は今でも、魔法学者達が入れ替わった無知な有栖を攫って魔法を弾く力を研究しようとしているものだと考えているのである。
有栖はそんな彼らと赤の軍の幹部達に"ある事情"を説明する機会をつくりたかった。
そのため、約束通り、昨日改めてブランの家に訪れた際、彼に教えられた言葉を、そのまま目の前にいる男達に告げたのだった。
※訂正
70ページ魔法学者の反応
ニタニタ笑う→驚く
驚いた後の台詞も少し変わっていますので、目を通していただけると、これからの話にも合ってくると思います。