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イケメン革命 夢小説〝Fly High〟

第11章 有栖と黒の軍②




先程のパーティーの明るい雰囲気はどこへ行ってしまったのだろうか。

並んで立つ私とシリウスさんの言葉を真剣な面持ちで待つ幹部を前に、僕の緊張と恐怖は既にピークに達していた。

しかし、シリウスさんの存在をすぐ隣に感じて、その気持ちをぐっと抑え込む。信じると、頑張ると決めたからには、ここで引くわけにはいかない。横目でシリウスさんの顔を伺うと、僕の気持ちとは真逆な気持ちを示すように口の端を上げていた。


そのシリウスさんの表情に、深刻な話ではないと感じたようで、幹部達はふっと力を抜き、その場の雰囲気が少し柔んだ。


「よし、今から"犯人は誰!?ドキドキ質問大作戦!"を決行する。」

「「「「………は?」」」」


全員が同じ反応をする。当たり前だ。幹部を集めて何をするのかと思えば、"ドキドキ質問大作戦"である。その上、棒読みとはいえ、シリウスさんが楽しそうにそんな単語を口にするとは誰も予想できるはずがなかったのだ。

「…何それ」

意味が分からない、というようにレイが声を上げる。

「まあ、そんな怪訝そうな目で見んな。
話は簡単だ。今から俺からお前らに1つだけ質問をする。有栖との親交も兼ねて、彼女と素手で握手をしながら、俺の質問に"いいえ"と答えてくれ。
その後の話はそれが終わってからだ。」


これから始まることの不可解さに、未だについて行けないながらも、それをしないと話は始まらないというシリウスさんにみなさんは首を傾げながら承諾した。

「じゃ、最初は俺からだな」

そう言って僕の前に立ったレイを見て、シリウスさんが幹部全員に聞こえる声で質問をする。



「今日、あなたは俺が出ている間に花壇を荒らしましたか?」


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