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イケメン戦国 〜いにしへよりの物語〜

第5章 霞色(かすみいろ)


「行ってくる」

「行ってらっしゃい」



「ハッ!」



腹の底から響く勇ましい掛け声と同時に、
手綱をめいいっぱい引き寄せ、天に突き抜ける程のいななきと共に幸村はまっすぐ、風のように駆けて行く。



ーーーどうか……どうか幸村を
謙信様を、佐助君をお守り下さい。





後姿を目で追いながら、胸の前で両手を組み、全身全霊で
私は心から祈った。
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