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【松】終身名誉班長とマフィア幹部と汚職警官から逃げたいんです

第1章 終身名誉班長一松



「なあ、クソ松やクソ警官にもそんな顔をすんの? 誰が一番上手い、とか順位つけてるわけ?」

「いち、まつ、さんが……い、ち、ばん、いい、です……だから……」

 あふれた蜜が私の手を汚す。このままだと、もう……、
「ほ、ほしい、です……」
「何が?」
「一松さん、の、×××が……」
「どこに」
 あー、死ね。皆死ね。何もかも消えてなくなれ。
「私の、×××に、くだ、さい……突っ込んで、すきに、して、下さい……っ!」
「ああ、そう。嫌がった割に、おまえって本当に×××だよなあ」
 無理やり言わせたくせに……。
 一松さんはやっと私から手を離し、身体を起こしてテーブルの下からゴムを取る。
 ベルトを外す音を聞きながら、私は薄暗い部屋の天井を眺めた。
 
「あっあっ、や……あ……っ、だ、め……」
 抱きしめられ、何度も最奥に打ち付けられる。
「……っ! 痛っ……!……!」
 首筋に痛み。
 気持ちいいのだけど、猫みたいに行為中に噛みつくのだけは勘弁してほしい。
「やあ、ダメ……もっ……あ……ああ……っ」
 快楽の声を出し、汗ばんだ身体をぶつけられるたびに叫んだ。
「ん……っ……」
 荒いキスをされ、無精ひげのざらっとした感触が当たる。
 舌を無理やり絡められ、唾液が飛ぶ。
「は、ぅ……む……んん……っ……」
 首を振る。キスはあまり好きじゃ無い。
 でも私が嫌がると、一松さんは余計にキスをしたがる。
 私に打ち付けるのは止めず、顔をぶつけるんじゃないかって勢いで、唇を貪られる。
 息が苦しい……でも、どうしてだろう……気持ち、いい……。
「いち、まつ、さん……」
 私から抱きしめると、一松さんが一瞬だけ目を見開いた気がした。
「……? あ……やあ……っ!」
 唇が離れ、足を抱え直される。かと思うと抽挿が一気に早くなり、全身がガクガク揺さぶられる。私は黄ばんだシーツをつかんで必死に耐え、
「もっと……もっと、くだ、さい、もっと……あなたが、ほし……」
 と涙を流して快楽をねだる。応えるように力一杯に打ち付けられ身体が跳ねる。
「いちまつ、さん……きもち、い……あなたのが、はいって……すごく……」

 もう自分でも何を言ってるか分からない。

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