【松】終身名誉班長とマフィア幹部と汚職警官から逃げたいんです
第1章 終身名誉班長一松
荒い息と、かすかに上気した顔。
後は勝手に動いてくれるみたいだ。
私は未だに食事を取ってないし、さっきの行為で限界も限界。
「……ぁ……っ……」
でも、気持ちのいい場所を指先で刺激され、ちょっと意識がハッキリする。
「一松さん、そこ、ダメ……」
くすぐったくてムズムズする。頭を押して身体を離させようとするけど、余計、執拗に弄られた。
「や……ひゃ……ん……っ!……」
温かい口に包まれ、舌先で転がされ、背がしなる。
手が腰からお尻に回る。ズボンを下着ごと下ろされ、形を確かめるように柔らかく撫でられた。何でだろう、それだけなのに、何だか身体が熱い。
溜まってるの、一松さんだけじゃない……私も、刺激に、飢えてる……。
気持ちいいのが、欲しい……。
「……っ! あ……っ……!」
下着の中にするりと大きな手が入り、うわずった声が出る。
「おまえってさ……いつも嫌がるフリをする割に……」
「やめ、……そんな、……や……」
「何を止めてほしいの。ここ、ずいぶんと正直なんですけど?」
谷間をぐちゅぐちゅと容赦なくかき回され、ク××××を荒めに愛撫される。
「やだ、やだ、そこ……強く、しないで、や……」
身体をよじり、甘えているような声を出してしまう。
「おい。どうしてほしい?」
私の足から下着ごとズボンを脱がせ、一松さんが愉しそうな声を出す。
私は自分から上着を脱ぎながら、
「……え、と……」
さすがにためらう。
「――ぁっ! やっ……!……」
ヒクついた箇所に指が入り、顔が真っ赤になる。
「どうしてほしいって? ええ? 聞こえねえなあ!」
一松さんの口調が変わり、加虐的な笑みすら浮かべていた。
「やっ……止め……み、見ない、で……」
大きく足を開かされ、指を何度も入れられる。
「……あ……や……」
つい両手で顔をおおうと無理やり離され、秘部を触らされる。
「ん……んん……」
無意識に、つい自分の気持ちいいように指を動かし、あえいだ。
一松さんは私の手をつかんで自慰を強制しながら耳元で、
「ねえ、タコ部屋でもこっそりこんな風に一人でヤッてんの? 誰を想像してるの?」
いや、あそこでそんな余裕は……。
「なあ、クソ松やクソ警官にもそんな顔をすんの? 誰が一番上手い、とか順位つけてるわけ?」