• テキストサイズ

【松】終身名誉班長とマフィア幹部と汚職警官から逃げたいんです

第4章 後日談&おまけ



 数年後。

 彗星のごとく現れ、またたく間にマフィア幹部の地位に上り詰めた一松、おそ松。
 そして二人を見いだした功績により、組織で盤石の地位を固めたカラ松。

 今や敵も味方も恐れるファミリーのビッグスリーだが、彼らを手懐ける魔女がいるらしいと、闇の世界で噂が流れていた。

 彼女は普段、幹部邸宅の奥深くで厳重に守られ、決して表に出ることは無い。

 曰く、絶世の美女。悪魔的な頭脳、稀代の絶技の持ち主だという。
 夜ごと屈強な男達を手玉に取る妖艶な肢体を想像し、誰もがため息をついた。


 だが人々は知らない。


「子猫ちゃん。新しい道具を持ってきたんだ。さっそく試してみようか」

「おい。抗争帰りなんだ。今夜はサービスしろよ」

「『仕事』をしてきて、今日はちょっといじめたい気分なんだ。いいよね?」

「誰かー! たーすーけーてぇーっ!!」

 ……人々は知らない。

 そこにいるのは美女でも才女でもない、ごく普通の少女であることを。




☆HAPPY END☆
/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp