【松】終身名誉班長とマフィア幹部と汚職警官から逃げたいんです
第3章 マフィア幹部カラ松
「きも、ち、いい……からま、つ、さ、……もっと、おねが……!……」
「何がもっと、だ?」
「か、ら、まつ、さ……ん……の……×××、ほし……ナノの、×××に、いっぱい、入れて……たく、さ、ん……ちょ……だ……」
「もう子猫ちゃんじゃないな、発情した立派な雌猫だ」
笑うと、カラ松さんは私の足を抱え直し、一気に激しく動き出す。
「あっ、あ、あ……やぁ……ダメ……あ……そんな……もっと……!」
溶けてしまいそうなドロドロの快楽にあぶられ、自分が何を言ってるかも分からない。
「あ、あ、っ……や……あ……っ……」
自分を保てないほど激しい抽挿をされ、そしてとりわけ深く、最奥を抉られ、
「……あ……あ……――――っ……!……」
視界が真っ白になって達し、ベッドに倒れ込み、果てる。
「はあ、はあ……」
カラ松さんも余裕をやや崩した声で力を抜き、私を抱きしめる。
どちらともなく、相手にキスをした。
「最高だったよ、子猫ちゃん」
「カラ松さん、素敵でした……」
普通なら、好きとか愛してる、とか言うところだけど、そんなことは言わない。
つまり自分は処理係なのだと、どこかで自覚させられる。
そしてズルリと抜かれ、ホーッと力を抜く。
そのまま疲労とともに眠りの世界に……。
「マイキティ。ではまた愛し合おうか」
カラ松さんがずいっと近づき、私の腰を抱える。
あー。やっぱりー?
「あの。カラ松さん、私、少し休みた――」
「嫌そうな顔も可愛いよ、ナノ」
そう言って、カラ松さんは私を貫いたのだった。
…………
そこからが本番だった。カラ松さんにとって本番だった。
こっちの身体はおかまいなし。どれだけ底なしなんだ。
もう限界ですと訴えても続ける。勘弁してくださいと懇願しても続ける。
落ちたら叩いて起こされるし、寝かけると頬を張られる。
泣こうがわめこうが土下座しようが関係ない。
逃げれば捕まって縛られ、反応出来ないでいると道具を突っ込まれる。
外の絶景が健全な夜明けの街に変わるころ、私はもう指を動かすのもやっとな状態だった。
そこまでやって、やっとカラ松さんは、私を縛る縄をほどきながら、
「マイキティはか弱いから、壊さないようにするのに、いつも苦労するよ」
と、ぐったりした私にキスをし笑った。