【松】終身名誉班長とマフィア幹部と汚職警官から逃げたいんです
第2章 汚職警官おそ松
「おそ、ま、つ、さんが、い、ちばん……」
「好き? 嫌い?」
首に手をかけながら聞くな。しかも声に、脅迫めいたものを感じる。
「すき、です……いちばん……あな、た、が……」
「もう少し情熱的に言って欲しいけど、まあいいか」
「うるさ……っ……や……あ……ゃ……っ」
太くて熱いモノが、愛液まみれの場所にグジュッと音を立てて入る。
おそ松さんは私の腰をつかみ、奥までくわえこませ、
「うっわー。いっぺんに入っちゃった。ナノ、そんなに俺を待ってた?」
そして間髪入れず、揺さぶり出す。
「う、る、さい……あ、ぁんっ……」
「素直じゃないんだからー」
笑っている。殺したい。マジで。
「ホントにナノちゃんは……ん?」
楽しそうな声が止まる。何か見つけたんだろうか。
そして首筋に痛みを感じた。
「い、痛っ……!」
ふざけているのではない。血が流れるのを感じた。何? 何なの?
「……。質問その2。昨晩、君の首筋にこの噛みあとをつけたのは誰?」
ゆっくりと動き、血を舌ですくいながら聞く。知ってるくせに。
「あなたが仲良しの一松さんですが」
「その馬鹿と寝てるとき、あいつにも、あなたが一番とか答えたわけ?」
顔は笑っているが、その息づかいに余裕が無い。
一松さんと、そういう会話があったような、無かったような。
ごまかしても、余計追及されるだけだろうな。
「拒否、したら、……ぁっ……何を、されるか、分から、な……いのに、YES以外、に、どう……っ……こた、え、ろ、と……」
暴力に頼らず、私を痛い目に遭わせる方法なんて、いくらでもある。
「あっ……や……」
一気に最奥まで貫かれ、より激しく抉られる。
「やっ、あ、あっ……や……」
「ナノの、そういうとこは、嫌いじゃないんだけど……」
「……ん……ん……っ……あっ……」
私の中で激しい抽挿をしていたモノが、引き抜かれた。
腿に愛液がしたたり、中途半端に放り出された戸惑いで、私は振り向いた。
グイッと肩をつかまれ、おそ松さんの方に向き合わされる。
おそ松さんは威嚇するように、壁に手をついて私を見下ろしていた。
ほとんど乱れていない制服姿で、怖い顔をして。
「殺したくなるからさ、俺を誰かと比べたり、遊んだりするのは止めてくれない?」