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【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】②どんな世界でもあなたを想う

第3章 記憶







「リヴァイが中佐一派と揉めたのってイレーネが原因と言えば
原因なんだ。中佐がさぁ~、割とイレーネに気があったらしくてね。
部下に拉致させて無理矢理抱こうと計画していたみたいなんだけど、
それを知ったリヴァイが殴り込みかけて二度とイレーネに
手を出さないって約束させて・・・それで恨まれちゃったんだよ」


思いも寄らない話に固まっているとエルヴィンからも
補足説明を受けた。


「その件に関して私も同席していたから事実だ」

「・・・何故、私には黙っていたんですか・・・?」


何故そんな大事な事を今まで私に隠されていたのか・・・。
聞かなくても何となくわかるが、聞いておきたかった。


「リヴァイがそれを望んだからだ。知れば君が気を揉んで
余計な事をするから、と・・・」


――あぁ、やっぱり。
記憶がなくてもリヴァイはリヴァイだった。
不器用だけど、凄く優しくて本当は気遣いも出来る人なんだ・・・。


「そう・・・ですか・・・」


私が静かに笑っていると、少し重くなった空気を
払拭するようにハンジが明るい声を出した。




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