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【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】②どんな世界でもあなたを想う

第4章 二人で幸せに・・・











「俺と結婚してくれ、イレーネ。俺はおまえが欲しい。
前はおまえと幸せになれなかったが、今なら幸せに出来ると思う」


その言葉を聞いた瞬間、私の目から涙が溢れた。

昔からずっと夢見て、聞きたかった言葉だった。
死んでからこの世に転生して・・・記憶のないリヴァイを
見て少し諦めてもいた。
でも、それが今叶ってしまった。
嬉しくないはずがない。


言葉が出て来ないで泣いていると、リヴァイは優しい手つきで
涙を拭って「それで返事は?」と声を掛けきた。


「答えなんか決まってる!イエスに決まってるじゃない!
いつまで待ったと思っているのっ!?」


勢い良く抱きつくと椅子から転げ落ちて、そのまま二人で
床に転がる羽目になったが、リヴァイは怒らなかった。

静かに優しく私の背中を撫でてくれたせいで涙が止まらなかった。


「今度は絶対先に死なないから・・・っ!頑張って
リヴァイと一緒に死ねるようにするから・・・っ!」


そう言うとリヴァイは「あぁ、そうだな。俺もおまえを
置いて死にたくはないし、また置いて逝かれたくはねぇな」
と笑った。

同時に死ぬなんて無理な事だとはわかっていても、
誓わずにはいられなかった。

今度こそ一緒に幸せになりたかった。
幸せのまま死にたかった。


「イレーネ・・・今度こそ幸せになろうな」


この時リヴァイから貰ったキスは、私をこの上なく
幸せにしたのだった。






                     Fin


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