【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】②どんな世界でもあなたを想う
第2章 中尉と少尉
「おまえ・・・いつもこんな事してんのか?」
私は暫くの間その言葉の意味がわからず止まってしまったが、
理解出来ると首を横に振って苦笑する。
「そんな訳ないでしょう。私そこまで尻軽じゃないもの」
「だったら、何で・・・・」
それ以上リヴァイの言葉は続かなかったけれど、
私は彼の意を汲んでそれに答えた。
「今日が貴方の誕生日だったから・・・かな?」
「は?」
そんな理由なら充分尻軽じゃねぇかとリヴァイの顔に
書いてあったが、私は気にせず言葉を続ける。
「・・・私は貴方がこの世に産まれて生きている事に
感謝しているから、今日くらい生きている実感を貴方に
味わって欲しいの。せめて、何もかも忘れて眠れるような
睡眠を貴方にあげたい。私じゃ満足出来ないかもしれないけど、
それはここを脱出した後、満足できる人を自分で調達して」
「・・・・・・・」
リヴァイは大きく目を見開いて此方を凝視するだけで
何も言わなかった。
私は勝手にそれを了承と取って、事を進める。
もう一度彼のイチモツを口で慰め勃たせると、
私は膝立ちで跨るような体勢を取った。