【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】②どんな世界でもあなたを想う
第2章 中尉と少尉
「私が相手だと不服かもしれないけど、よく眠れて
いないんでしょう?一度スッキリ吐き出した方が心身共に
良いと判断したの。それともゾエ大尉に代わって貰えるか
聞いてくる?」
残念ながら今傭兵隊にいる女性と言ったら自分か
ゾエ大尉だけだったので、そう告げるとリヴァイは
苦虫を潰した顔をした。
「あのクソメガネの方がごめんだ。何されるかわかったもんじゃねぇ」
「まぁ、今私も貴方を縛り上げて襲っているんだけどね」
「ここにはマトモな女はいねぇのか」
苦々しく吐き出された言葉に少しカチンと来たので
「だったら、大佐と少佐にお願いしてみる?」と
笑顔で聞いてやると、彼からの罵倒が増す。
「もっとふざけんな!何で俺が大柄な野郎共と
寝なきゃいけねぇんだよっ!」
「二人共ガチムチハンサムだよね~。多分、うちらより
軍歴長いから男の経験もあると思うよ?頼んでくるから、
少し待ってて」
立ち上がった私を見てリヴァイは相当慌てた様子で
引き止めに掛かる。
「わかった。それだけは止めろ。おまえで我慢する」
その言葉に私は笑顔のまま、リヴァイの頬を横に引っ張った。
「そんなに大佐と少佐呼ばれたいのかな?」
「・・・すまなかった。おまえが良い・・・」
「よく出来ました」
頬から手を離して自分の服を脱ぎ始めると、
リヴァイは何とも言えないような表情で私に言葉をかける。